こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチの坂本忠弘です。これも巡り合わせですが今日が誕生日で、55歳になりました。

コーチングを学び始めるきっかけは、コンサルタントや社外役員として、企業とその中で相応の立場にある方々との関わりで、コミュニケーションを見直してみたいと感じたことからです。

そんな時に、数十年ぶりに高校時代の同級生に遭遇し(大川郁子コーチ)、プロのコーチをしていると聞き、ファウンデーション(自己基盤)を重視するコーチングに出会いました。なんとなくいいかもと始め、たっぷりと自分自身とのコミュニケーションをしていくことになりました。

その中で段々と、自分自身が変わってきていると感じています。

例えば、自分と他人の考え方や感じ方が異なるという、当たり前といえば当たり前のことが、認識できるようになりました。そして、人の話を自分の判断基準に照らして聞くのではなく、相手のその背景にあることは何なのかということなどに心を向けて、聴くことができるようになってきています。

私はどうも論理で考え道筋をつけようとする傾向が強いのですが、他人の感情面、表情やシグナルに徐々に目が行くようになっています。

1か月ほど前の、マイコーチとのセッションでのやりとりです。

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(私)このkikkakeブログには、自分自身の変化について、書いてみたい。

コーチングを学び始めた頃、「心の余裕がある自分」を手に入れたいと言っていた。周りの人を引き立てる役回りが多く、でもその実は自意識過剰で自己主張をしてしまう自分の姿を内省して見るのが、結構つらくて嫌なところがあった。

それが、「そんな自分に、どんな言葉をかけますか?」というような問いをうけて、自分自身とのコミュニケーションを通じて、少しおちついて客観的に、自分のとらわれや感情を扱うことができるようになってきた。ちょっと立ちどまり、時々の気持ちを、それに触れて”手にとって”感じてみる、というような。

そうしていく中で、段々と前向きな言葉が出てくるようになった。そうか、自分は「人を活かして、自分を活かす」存在なんだと。その人の持ち味を出せるような状況や展開をつくり、その人らしさが活きる場にする。「坂本さんと関わっていると、可能性が広がる」と言われるようになりたい、と、徐々に思うように。

(マイコーチ)ブログを読んだ人が、そこから何を感じたり掴んだりできたらいいと思いますか? 

(私)人は前向きに変わろうと思えば、変わっていける。

素直な自分を話してみることで、ああそうだなと思う。いろんな役割に合わせて振る舞わなきゃとかいうことを、少し手放してもいいんじゃないかな。

(マイコーチ)これまで役割に合わせて振る舞ってきた坂本さんが、それを手放してみてどうですか?

(私)いい意味で軽くなる。

一人で抱えていると重くなり、ネガティブな方向に行く。こうあらねば・・という思いでぐるぐる考えて、ますます重くなる。ぐるぐる回って、これじゃダメだ・・もっとこうしないと・・・とネガティブな方向に考える。

それが、こうなったなら、次がこうなればいいんじゃないかという思考になる。
内省が、「ここがダメだ・・」というネガティブなループから、「ここはよかった」とか「次はどうしよう」というような前向きなループに変わる。

(マイコーチ)お話を聴いていると、自分にダメ出しをする思考から、自分を認める思考になり、それが心の余裕を生み、他の人に対してもいいところを見てフィードバックできるようになってきたのだなと感じました。

(私)心の中で、自分で自分にかける言葉も、大切だなと思う。

これまでより少しやさしく、こころもち前向きな言葉にしてみると、周りの人にも柔らかくなれると言われたが、たしかにそうだと感じる。

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いまの私にとってのコーチは、自分一人で見るのが嫌で怖いことを、一緒に見てくれる存在。マイコーチとともに、「自分が自分らしくあるための、自分との約束」を、少しずつ、増やしているところです。

そして、自分がわかり、他者がわかり、違いを受けとめることができる、そのような世界を、コーチとして広げていければと思います。