こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの三谷千花です。

 そう、受け取り難きは承認、でした。

 数人のコーチの方たちと話している中で、そのうちのお一人が私に承認の言葉をかけてくださったときのことです。同席していた別のコーチが、辞退しそうな私の様子を察知し、間髪入れずにおっしゃいました。「受け取って!」

 講座や研修でも、承認の練習でしばしば目にする光景があります。承認されてうれしい、でも気恥ずかしい「てれるなあ。」受け取ることへの戸惑い「ありがとうございます、でも・・・。」時には拒絶「いえ、そんなことありません。」

 私も長らく承認を受け取れませんでした。「いえいえ、ぜんぜんだめなんです・・・」
 何かを警戒しているのか、謙虚と見られたい、傲慢に見られたくない、というようなニーズからなのか、ここでは深掘りしませんが、掘れば受け取りたくない理由がいろいろ出てくることでしょう。

 それまでも、承認を受け取る練習はしていました。承認が受け取れるかどうかはファウンデーションが整っているかどうかのバロメーターだと考えていたので、受け取るときのざわつきを克服したいと思っていました。でも、なかなかうまくいきませんでした。「いえいえ」と言いたくなるのです。表面上は受け取っても、心の中はざわざわしたままでした。ファウンデーションを整えるのは難しい、ゆっくり練習していこう、と考えることにしていました。

 冒頭の場面の続きです。「受け取って!」の一言で、私は条件反射的にその承認を受け取りました。「ありがとうございます。」そこで、今までと違う不思議な感覚を体験しました。「受け取ったけど痛くない。あれ?」

 その瞬間、承認の言葉と同時に、その根底にある思いやり、励ましの気持ちを受け取ったような気がしました。レセプターが開いたというのでしょうか。言葉を思考でとらえるのではなく、全身がその気持ちに包まれた感じです。「いえいえ」と言わなくてもざわつきませんでした。

 振り返ると、この不思議な感じに一番近い言葉は「感謝」だったように思います。安心安全な場の力、一緒にいてくださっていたコーチたちが、やってみなさい、と見守ってくださっている時間、空間の中で、おそらくファウンデーションを学びはじめてから初めて、本当に承認を受け取る経験ができたのだと思います。

 「ackonwledgement」には、「承認」を含め、さまざまな意味があります。講座では「認知」という意味も紹介されます。いったんacknowledgement をまるごと受け取ってみたときに感じたほっこりとあたたかい気持ちに、これからもっと、承認スキルに加え、承認を受け取る練習に向き合えそうな光が見えた気がしています。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。何か、今回の内容が皆さんがコーチングやファウンデーション(自己基盤)を学ぶKikkakeになれば嬉しいです!!

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