こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの三谷千花です。
今回は、ファウンデーションの中の「境界線」について書きたいと思います。

「うまくいったことは他人のおかげ、うまくいかないことは自分のせい(自分が悪い)」それまで私はこの考え方を支持しており、人間関係がうまくいかないと感じたときは、自分の考え方や行動を変えることによって、関係を改善するよう努力していました。

ところが、自分がどう変えても、ちっとも改善の方向にすすまないことがあります。「境界線」の講座に参加した頃は、まさにこれで途方に暮れていました。相手の方への敬意をしっかり表明し、自分が悪いと思う言動を修正し、心をこめてコミュニケーションをとろうとするのですが、関係は一向に良くなりません。それどころか、ますます関係は悪くなっていくように感じます。自分を責め、メンタルダウン紙一重ぐらいに悩んでいました。

この頃、「境界線」の講座がありました。相手の方を信頼し、無条件、全面的に受け容れることが、良好な人間関係につながると考えて行動していましたが、実は、自分が受け容れてほしいために、相手の方に同様の考え方を要求しているのではないか。これが、相手の方の「境界線」を脅かすことになっているのでは、と思い至ります。相手の方がどんどん頑なになって当然だと、理解できました。

そして、こうして「境界線」をひいてみると、「私が悪い」と考える必要がない状況があることにも気付きました。他責にする、というのでもありません。自分も含め、人は機嫌が悪いときもあります。人との関係の中には、自分や他人の「境界線」の外に置いておいてもよいこともある。このように考えられるようになったことも、私の「境界線」の学びの、大きな収穫でした。

「境界線」は、ファウンデーションの中でも、私にとって、最も大きな転換を得た学びです。

ファウンデーションを学ぶにつれて、軽やかになっていく心地よさ、ご一緒しませんか。