こんにちは。
コーチングプラットフォーム認定コーチの井上里絵(いのうえりえ)です。
私には、かれこれ10年以上の付き合いになる友人がいます。
私がコーチをつけ、コーチングを学び始めたのは6年前なので。
彼女達は私の「コーチング使用前・使用後」を知る人になります。
先日、このブログを書くという機会をいただいたこともあり、
「ここ数年の私の変化で印象深いものってあるかな?」と聞いてみました。
今回は、その時にいただいたフィードバックから、少し前を振り返ってみようと思います。
彼女達は「人との距離感が変わった」と言ってくれました。
「前はね、いつでも全力投球だった。誰に対しても。
それが、人によって使い分けるというか、相手を見るようになったよね」と。
全力投球・・・そうでした・・・
以前の私は、目の前にいる相手に対していつも豪速球のボール(コミュニケーション)を投げていました。
しかも、自分が投げたい球。
相手が受けたい球ではなくて・・・
だけど、私は相手も受けたいはずだと思い込んでいる。
さらに、私は直感で動くタイプなので、どうして自分がこの球がいいと思っていたかも分からずにやっている・・・・
脊髄反射で行動していたんですね。
神経回路(思考回路)が存在しなかった。笑
これは、ファウンデーション(自己基盤)でいうところの「とらわれ」「思い込み」「境界線」の視点から見ると、分かりやすいかなと思います。
・誰からも好かれたい(嫌われたくない)
・いい人でいたい
という思いが強かった私は、職場に行けば「仕事ができる人だと思われたい」となり、
兄弟に対しては「いいお姉ちゃんでいたい」となる。
要は、とても世話焼きでした。
コーチとのセッションや、コーチングプラットフォームのFBCプログラムを受講していく中で、そんな自分と向き合いました。
マイコーチからのフィードバックは
「私には、りえさんが一生懸命人の毛穴を見に行っているように感じます」でした。
!!!!!!なんですと??!!!!
という衝撃が走ったのを今でも覚えています。笑
「相手の言葉だけを聞いているというか・・そんな感じがします。
その人がどんな顔で言っているのか、どんな態度で言っているのか・・・ちょっと引きで見たら色んな情報があるのにねえ・・」と。
そ、そうか・・・
け、毛穴しか見てない・・・
い、いや・・そんなハズでは・・けど、相手の表情?・・分からん・・覚えてない・・・
毛穴だけ?まさか・・でも、そうやわ!!と、私は妙に腑に落ちました。
どうしてそうなってしまったか。
自分に自信がない、いい人だと思われたい・・そんな理由もあったと思います。
ただ、私には、そうすることで得ていたものがありました。
それはたぶん「優越感」です。
人に世話を焼ける私、すごいでしょ?みたいな。
そうやってちょっとマウントを取りたがる私がいたようです。
ここに気づいた時、本当に恥ずかしくて。
そんなことない!と大声で否定したい自分がいて。
なかなか認められませんでした。
ですが・・気づいてしまったら、取り組むしかありません。笑
取り組み事項はこれだけではなかったですが、色んな事が起こる中でマイコーチと話し、コーチングを学び、職場や兄弟とのコミュニケーションを意識し・・
毛穴・・毛穴・・と唱えながら・・笑
何かを正そうとしたわけではなく、自分の傾向を理解した上で行動するようにしました。
そんな取り組みを重ねながら・・・
少しずつ、自分を認めることができるようになってきた頃、気がつくと人との距離が取れるようになってきたような実感がありました。
相手が違うと距離も変化するという、頭で理解したような当たり前のことが、自分で実践できるようになってきました。
そうしたら、不思議なことが起こりはじめました。
職場で一生懸命アピールしていた時は、あまり評価が良くなかったのに。
距離を取ることで評価が上がりました。
家族への連絡回数は減っているのに、以前より仲良くなりました。

自分を良くしたい、成長したいと思う時、どうしても「できていない」ところに注目しがちです。
ただ、それをすると自分が潰れてしまいます。
ファウンデーションを整えることは「自分を見つめる」ことだと私は思っています。
誰かに見つめてもらい、フィードバックをしてもらうことも大切です。
そして、そのフィードバックは素直に受け取ること。
「認めたくないと思っている自分」がいることも認めること。
そんなことの繰り返しだなと思っています。
私事ですが、来年から職場が変わります。
不安もありますが・・・いえ、あまりないですね。笑
どんなことでも、きっと乗り越えられるだろうなと漠然と自分を信じているような気持ちです。
こんな自分になれたのも、コーチングのおかげだなと思っています。
これからも自分を見つめることを大切にし、やりたいことを実現していく自分でありたいです。