コーチングプラットフォーム認定コーチの本間 季里(ほんま きり)です。

コーチングをするにあたって、フィードバックってとても大切なものです。フィードバックをすることで、相手が自分でも気づいていないところに気づいたり、他者からはそんなふうに見えているんだということを自覚できたりするもの。

だからこそ、真に相手のことを思い、あるときは自分のことを棚に上げて、しっかりとフィードバックすることが大切と習います。

そうよね、そのとおりだわ。

読者の皆さんもそう思ったことでしょう。私もそうでした。

しかし!!フィードバック一つが自分の基盤、ファンデーションとすごく関係することに、多くの人がすぐ気づくことでしょう。

●耳障りの良いことばかり言ってしまう。

●家族のどろどろした話を聞いて(相手は多分思い切って話してくれただろうに)、「家族に対する愛情を感じました」という、いわばステレオタイプなフィードバックをしてしまう。

●相手の反応を見ながら、いうことを微妙に変えてしまう。

私は産業医としても働いているので、毎日、たくさんの方と話をします。その面談の中でもフィードバックはするのですが、実はフィードバックのしやすさ、しにくさに違いがあることに気づきました。

産業医として面談しているときは比較的フィードバックがしやすいと感じます。一方で、純粋にコーチングのときはフィードバックに難しさを感じます。

これは私の考えですが、産業医という役割、枠組みの中では「産業医とはこうあるもの」という軸が当然ありますから、その軸に沿ってフィードバックがしやすいのではないでしょうか。

一方、そのような役割が取っ払われた素の自分では、フィードバックをする自信、自分の軸といったものがまだまだぐらついているのだな、と理解しています。

相手はどう思うだろう?などとふと気にする自分がいます。どう思うだろう?と思ったら、「どう思いましたか?」と相手に聞いて、そこから対話を深めていけば良いだけなのに、その手前でためらう自分を感じるのです。

こういうことを一つ一つ感じ、考えを深め、言語化をすることを大切に思えるのは、ファンデーションを大切にしているFBCコーチングプラットフォームで学んだからこそです。

皆さんも是非、ご一緒に学びませんか。