みなさんこんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチ菅野(かんの)由美です。

2024年年明けから災害や事故が相次いでいます。被害を受けた皆様が1日も早く心穏やかに過ごせる日を取り戻せますようお祈りしています。また震災を体験した者として、今、私にできることをしていきます。

今回、初めて『Kikkake』に参加させていただきました。自己基盤に出会い、コーチングを学び、取り組み続けてきたことで、私の人生への向き合い方は大きく変容しています。ここでは私が私の人生を生きていこうと決意したお話をさせていただきます。

誰かのために頑張るのは当たり前!?

以前の私は『良い娘、良い妻、良い嫁、良い母』を目指して頑張っていました。「家族にとって理想の私にならなきゃ!」それが人として当然のことだと思っていました。

そんな私自身に気づけたのはコーチングプラットフォーム主催の自己基盤合宿に参加し、『家族に向き合う』を扱った時です。幼い頃に父を亡くしたことをきっかけに母の期待に応えたい私を作り上げたのは私自身だったのです。

父を亡くして悲しみに暮れる母を見続ける中で、私は母を悲しませたくない、負担になりたくない、母が望むような子になりたいと思うようになりました。母が遅くまで仕事から戻らない日が増え、このまま帰らなかったら・・といつも不安でした。

母に嫌われたくない

母が誇れる娘になるために、私は寂しくても、甘えたくても『我慢する子』になりました。心の中で反論があっても口答えをしない『聞き分けのいい子』になりました。でも、どんなに頑張っても、完璧な優等生には程遠く、思い通りにいかないことも、叱られることもある。母を失望させてしまうこともある。その度に自分に責め、自信を無くし、良い子になれない自分のことが嫌いになっていきました。

どんなに頑張っても私が目指すような人間にはなれない。頑張れば頑張るほど苦しくなるのは当然です。私は私ではない他の誰かになろうとしていたのですから。そして私が目指した『母が望む良い娘』像すら私が勝手に作り上げたものでした。

そのことに気づいた時、目から鱗でした。私は自分の人生を生きて良いんだ。私は私を取り戻すことを決めました。私はもう立派に成長している。自分の力で生きていける。私は私でいるだけで価値のある存在で、私らしくありたいと。

自分の人生を生きたい

それでも最初の一歩はとても勇気が要りました。「私はこう思うよ」「私はこれがしたいの」母の表情を伺いながら内心は恐る恐るでも堂々と伝えました。結果、私がずっと恐れてきたことは起きませんでした。母はそんな私を受け入れてくれたのです。『由美の気持ちが聞けて嬉しい』と言ってくれました。そして今では抑え込んでた感情を表現する私、私らしくやりたいことをやって楽しんでいる私を誰よりも応援してくれています。母はどんな私でも愛してくれるそのことを体感した経験となりました。

私はどう関わりたいの?

この体験をしてから、家族はもちろん今目の前にいる人とどう関わりたい?と自分に問いかけるようになりました。「相手にどう思われる?」という気持ちは今も出てきます。でも私にとって大切なのは、「どう思われるか」より「どう関わりたいのか」だと思っています。自分を正直にさらけ出した時、どんな関係性が生まれるのか・・想像するとワクワクします。そんな私のチャレンジはこれからも続いていきます。

コーチングプラットフォームでは自己基盤をベースとしたコーチングを学べます。『コミュニケーションは自分から』まずはご自身の価値観を理解し大切に扱うことで他者理解へとつながることを体感しませんか?