自分が自分らしくあるために必要な概念となるのが“ニーズ”
コーチングプラットフォーム認定コーチの山田 真伸(やまだ まさのぶ)です。
今回は、ファウンデーション(自己基盤)の中の、「自分のニーズに気づき、満たすこと」に関しての、私の体験談を紹介しますが、その前に、ファウンデーション(自己基盤)の中のニーズを簡単に説明します。
ニーズと言うと、一般的には、水・空気・食べ物・住まいなど、私たちが毎日生きていくために必要な物理的なニーズのことをイメージするかと思います。
ファウンデーション(自己基盤)の中で定義されるニーズは、上記のような物理的なニーズのイメージと言うより精神的、心理的なイメージがあるとされています。
つまり、ベクトルが私たちの内面に向いていて、自分が自分らしくあるために必要なものとなります。
このニーズ、ファウンデーション(自己基盤)の中でも取り扱うのは、簡単なようでかなり奥が深いもので、私自身も取り組み始めて5年ほど経ち、少しずつその正体が掴めてきたようで、でも掴みきれない、そんな印象を受けています。
ということで、前置きが少し長くなりましたけど、私のニーズに関する体験談のお話しをいたします。
ニーズに振り回されて、自分の言いたいことが言えなかった・・・
ファウンデーション(自己基盤)のニーズの概念を知る5年前以上の私は、
「山ちゃんさぁ、ニコニコ人の話ばっかり聞いていないで、自分の意見言いなよ!」
と言われることが、飲み会などで多かったです。
その理由として、自分の考えを言うこと自体に、自信を持てていなかったということがあります。
つまり、自分の意見を言って大したことを言えなかったら、
「あまり物事を考えていない。」や、
「一見良い人に見えるけど、実は腹の中は腹黒い悪い人なんじゃないか。」
そんな風に思われることを無意識に考えて、結果として、
「いつもニコニコしている山ちゃん。だけど、あまり自分の話はしない。」
そんなイメージを周りは持っていたと思うし、何より自分自身もそう思っていました。
また、自分の意見を明確に伝えることができる人を、「自分の意見ばかりを主張して。」と思っていたり、それでも、実はそのようにできる人をどこか羨ましく思う。という、何だか面倒くさい自分がいました。
「自分はすでに良い人だ!」と認めることによって、私の中のニーズに変化が・・・
5年前は、そんな日々を過ごしながら、講座や、ニーズをテーマとしたワークショップに参加する中でコーチング、そしてファウンデーション(自己基盤)といった概念を知りました。
特に、ファウンデーションベースドコーチングの最初の方に学ぶ、セルフイメージ、つまり人からどう見られたいか?というワークがあり、
私は、「良い人、優秀な人、ミスをしない人、頭の回転が早い人、完璧な人、、、」などなど出てきました。
それらのセルフイメージを出してみて、「良い人に見られたい!」などを優先するあまりに、自分自身の意見を言うことに無意識にストップをかけていたことに初めて気がつくことができました。つまり、「良い人」を演じ続けていたとも言えると思います。それにより得たものや失ったもの、、、そんなことも色々と考えました。
そして、私がそのことに、どうやって向き合い、取り組んだかと言うと、
①人のニーズを聞いたり、観察するようにして、人それぞれにニーズがあることを理解した。
②自分の中にある「良い人」というニーズを、「自分はすでに良い人だ!」と認めた。(そうでないと、永遠と“良い人”を追い求め続け、「自分良い人ですよね?!良い人に見えていますよね?!」と疲弊していくことにも気がついた)
そんな風にニーズと向き合ってきました。
自分らしさにフォーカスをあてるようになってきた
そうやって、ニーズと向き合っていく中で、最近では大分、
「自分の考えを、自分の言葉で伝えることができるようになってきた。」
そんな感覚があります。
この裏には、
そうすることによって、「山ちゃんって、そう言うこと考えているんだね!面白い!」
と言われるようになってきたり、
「山ちゃんって、自分の好きなことを大切に自分らしく生きているよね。」
嬉しいことに、そんな言葉も貰えるようになり、私のニーズ「良い人、優秀な人、ミスをしない人、頭の回転が早い人、完璧な人」、が自然と満たされるようになってきていることも大きく影響しています。
私自身、ニーズの正体が見えていないときは、満たすために必死にエネルギーを使っている感じがしていました。(もちろん、ニーズ自体が自分の行動の原動力となることもあるので、ニーズを持つことが自体が悪いというわけではないです。)
だけど、ニーズを満たすことばかりに躍起になっていると、自分らしさを失ってしまうことがあるのかなと感じています。
それよりも、ニーズを上手く活用して、付き合っていくことにより、自分らしさを取り戻す、そんな感覚に近いと思っています。
私自身、5年前にこのニーズの概念を知り、少しずつ螺旋階段を登るように、自分のニーズともうまく向き合えるようになってきている感覚を得て、「自分らしさ」にフォーカスをあてることができるようになってきています。
ファウンデーションを学ぶなら多様性の中に身を置くことが大切
このことが、私の、「自分のニーズに気づき、満たすこと」の体験談です。
今回紹介したニーズも含めて、ファウンデーション(自己基盤)に取り組む時に、一人で向き合うのは限界があって、多様性の中で学ぶのが本当に効果があると私は思っています。
他の人たちの話を聞くことによって、「あぁ、この人はこんなことを大切にしているんだ。」
「自分はどうだろう?」という沢山の気づきが生まれてきます。
今回紹介したニーズも、自分だけの学びだと、平面的な感じがするのですが、いろいろな人の話を聞くことによって、奥行きが出て立体的になってくる。そんな印象を受けています。
ニーズも含めて、多様性の中でファウンデーション(自己基盤)を学ぶ手段として、コーチングプラットフォームのファウンデーションベースドコーチングの講座で学ぶこと、とってもおススメです。
講座は講師が全体に向けてレクチャーし、全体での学びを深める時間と、小グループに分かれて双方向での活発な意見交換を行い、学びを深める時間があります。
その際に各グループに1人以上のアシスタントが参加することで、質の高い学びを提供しています↓
https://coachingplatform.main.jp/about/
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ご自身のニーズと向き合うKikkakeになれば幸いです!