こんにちは、コーチングプラットフォーム認定コーチの遠藤一樹です。

年末はいかがお過ごしでしょうか?
今年のコーチングプラットフォームのブログ記事は本日が書き納めです。
来年は1月11日から掲載開始します。是非、楽しみにしていてください!

今回はつい先日、自分に起きた出来事を振り返って記事にしてみました。
先日とは、先週末のクリスマスイブの日です。

2019年から毎年参加しているワークショップがあります。コラージュと言って、次の年はどう過ごそうか、自分の直観で選んだ写真や言葉を貼り付けるワークです。今回もそれを楽しみ、後日は白鳥を見に福島市にある阿武隈川へお出かけしてきました。

実はその場所へ行ったのは学生時代の20年ぶり。随分と久々に行ったのでした。車を駐めて、遠目から白鳥が見えます。あの白い羽が太陽光に当たると美しいのですよね。その白鳥を近づいて見てみたくなる気持ちが出てきました。

近づくために土手を降りる必要があります。
起きた後であれば、泥のぬかるみがあるから、それを避けた場所を通ればいいと考えられます。しかし、そのときは「大丈夫!」と思っていました。

ところが、履いていたものはスニーカー。自分のスニーカーは泥のぬかるみに勝てませんでした。僕は「ステーン!」と尻餅をついて転んでしまいました。泥が広がる坂で転んだので、ジーンズからコート、ショルダーバッグまで泥だらけ、一緒にいた人から聞いた話では、僕の表情には「やっちまった」が出ていたようです。泥だらけになった自分は一緒いた人から笑われていました。

実は4年前、似たような出来事が起きました。その時は転職活動していた時期でした。気持ちが落ち着かなかったその日、気分転換しようと思って、当時は彼女だった妻と一緒に安達太良山の遊歩道に行きました。歩いていたところ、僕は石につまづき転んでしまいました。幸い泥だらけにはなりませんでした。妻が転んだ僕を見て、「ふふっと」笑い、その時の僕は思いっきり「むすっと」した顔をして、「僕をバカにしたな!」と思いました。「なんでそんなに笑うんだ」と思って、ふてくされた僕は先に歩いてしまいました。今では心の余裕がなかった自分だったのだなぁと振り返って思います。その時の自分に関わってくれた妻に感謝しています。

4年後の昨日、似たように「ふふっと」笑われる光景が広がっていました。しかし、以前とは違い、もう一人の自分が自分を見守っている感じがしました。

もう一人の自分が声を掛けてきました。
「ひとまず、着替えようか」

車に戻って、着替え始めた自分。寒かったです。車を日陰に駐車していたのでなおさらでした。寒い思いをしながら、着替えた自分ですが、着替えている最中は「まぁ転ぶこともあるよね」と思っていました。

「転ぶこともあるよね」と思えるようになったのは、転んでしまった自分を受けとめられたからだと思います。受けとめることができるようになってきたから、立ち直りが早くなれたのだと僕はそう捉えています。

何はともあれ、もう一度白鳥の場所へ行きたい自分でしたので、妻の上着を借りようとしました。ところが、体格が違うから着た瞬間にウルトラマンに出てくるジャミラみたいになってしまいました。この時は自分が大変滑稽に見えました。滑稽と思えるようになったことも4年前から自分は変わったと感じました。この日は、別の上着でなんとかしました。

以前の僕は失敗したり、何か嫌なことがあると、引きずることがよくありました。それが引きずることはなく、「そんなことがありましたね」と笑えるようになりました。そして、転んだ自分を笑える。「ハハーン」と自分を笑える。以前より軽くなった自分に出会えました。

この先、何が起こるか分かりません。何か起きたときに、些細なことでも大きなことでも、今の自分を受けとめて立ち直っていくことが大切だと感じています。これが自己基盤(ファウンデーション)を学んだ成果と思うと、僕は次のステップに進みやすい自分になれたと感じています。

是非、一緒に自己基盤(ファウンデーション)を学んでみませんか?身近な生活に自分自身の解像度を上げるヒントがあるものです。

それでは良い年末年始をお過ごしください!