こんにちは。
コーチングプラットフォーム認定コーチの小林美穂です。
私がコーチングプラットフォームで学ぼうと思った決め手は、「体験で感じた全体の雰囲気の温かさ」と「ファウンデーションを大切に扱っていること」でした。といっても、ファウンデーションについては、当時の“ファウンデーションの旅”で少し触れただけで、「何かはまだよくわからないけど、でも必要なものだ!」と感じただけでした。
実際のファウンデーションの基礎として学ぶことの一つが“とらわれ”。
人って知らない間にいろんな“とらわれ”に縛られて、知らず知らず、エネルギーが漏れてしまっているんですよね。私自身、学ぶまでは、そんなものがあることに気付いていませんでした。あまりにも当たり前で。
特に、私は「べきべき人間」だったと思います。
自分が作った“思い込み”や“枠組み”にとらえられてしまって、自分で自分を締め付けている。「仕事では感情を出すべきではない」「夫婦間で稼ぎが少ない方が家事をすべき」
さらに、「べき」は他人にも向きます。「上司たるもの××であるべき」
私にとってはあまりにも当たり前すぎて、最初リストアップもなかなかできなかったことを覚えてます。
最近手放しつつある“とらわれ“は、「他の家事が得意でなく、特に掃除はやってもらっているので、好きな料理くらいは私がすべき」というもの。
正直、私は家事がそんなに好きではないし、得意でもない。特に苦手なのが掃除、唯一好きなのは料理です。
夫は、朝早く起き(私は朝、大の苦手)、毎日ちゃかちゃかと掃除しています。なんと、平日もほぼ毎日!洗濯は半々くらいでしょうか。平日の料理はほぼ私がしてますが、夫の方が仕事が忙しいので当たり前だし、家事の大部分をしてもらっていると感じてます。だからこそ、「休日も含めて料理くらいは私がすべき」と最初は思っていました。
夫から「今日は俺が作るよ」と言われても、「いや私が作る!」と意地になることもあったり。。。自分が用事を入れててできないときは、本当に申し訳ないと思ったり。。。
でも、これって、私が勝手に思ったり感じたりしていたことなんです!
そこに気付けました。
今は、夫がやりたいと言えば、そのままお願いできるようになりました。そして、私に用事が入っているときは、「今日は夕飯お願い」とすっと頼めるようになりました。さらに、やってもらったときは、「ごめんね」ではなく「ありがとう」を伝える。
こうした方がお互い気持ち良いのです。
夫は料理が好き。私はあまりしないアイデア料理的なのもあったり、いろいろ組み合わせて作るのが実験みたいで楽しいとのこと。
私はただ自分が勝手に感じている罪悪感にとらわれていたのです。掃除をしない私なので料理くらいはして、罪悪感を減らしたかったんだと思います。
また、夫婦共同生活での私の役割・領域を守りたかったというのもあると思います。料理もしてもらったら私の存在意義は?料理くらいはできるので必要とされたい!という感じ。
でも、夫は私が気にするほど気にしていないようです。「料理は苦でもないし、楽しい。」「平日ほとんどやってくれていて感謝している。」それが夫の声でした。(あっ、掃除はもっとやってほしいと思っているようですが。。。)
この“とらわれ”をほとんど手放せるようになるのに1年弱くらいはかかりました。でも、もしファウンデーションに取り組んでいなかったら、今でもとらわれていたと思います。
そう、まずは気付くこと。
自分で自分の首を絞めているだけじゃない?
自分で自分の自由を奪っていない?
その「べき」は、本当に必要なの?
「あ、これは“とらわれ”で手放すという選択肢もあるんだ」と気付けるだけで、ふわっと軽くなることがあります。
そして、それを行動に移していくと、少しずつでも「べき」が薄れていき、自分が解放されていく。
自分も心地よくなり、さらに相手との関係やコミュニケーションにもプラスに働く。
もちろん、まだ他にも「べき」を持っている私ですが(笑)、ファウンデーションに継続的に取り組むことで、自分で持ち続けることを選択して「べき」を残していたり、「べき」からのマイナス影響を減らしたりできている感じがします。
継続して取り組むことで、「気付き」を増やしていく。そして、「気付き」から「行動」に移して、自分で選択し、自分を解放していく。
引き続き、続けていきたいと思います。