以前の私

夫といる時、あまり自分の本心を言わないようにしていました。というのも意見が食い違うとお互い譲らず、面倒なことになるからです。

それに直面するよりも、自分の言いたいことは心にしまって流すか、とりあえず従ったり、話題に出したりしないようにしていました。

コーチングプラットフォームを受講することも、夫の無理解を諦めていました。

変化の兆し

ファンデーションベースドコーチングを受講中、「とらわれに向き合う」という項目があり、 「気がかり」という一番小さなとらわれ項目をリストアップした上で一つ一つこなしていく、という課題が出ました。

取り組んでみるとそれは思いのほか面倒なことではなく、難しいことでも、時間のかかることでもありませんでした。それ以来、常に小さな気がかりでも、労を厭わず取り組み続けて来ました。取り組むことで、それを無意識放置していた時より、自分を大切に思う気持ちが強くなっていったのです。

そんなある日、夫がコーチングをバカにしたような発言をしました。私が勉強しているのを知ってのことです。それは初めてではありませんでした。以前の私なら黙ってやり過ごしたと思います。しかしその時はどうしても言い返したくなり、「私が大事にしていることを、そんなふうに言わないでほしい、それは私を大事にしていないのと同じこと」とはっきりと言いました。

彼は少し怯みましたが、思ったほどの反論もなく、私は肩すかしを喰らったような感覚でした。私は自分を守れたのです。より自分を好きになり、幸せな気持ちになりました。以来コーチングのことを悪くいうことは無くなり、私は心の平穏を手にしました。最初に受講してから2年半ほど経っていました。

小さなことから始めることが大事

「とらわれ」の中には3つの段階があります。「気がかり」→「あきらめ」→「思い込み」です。初受講の時、「気がかり」はいくつも思いつきましたが、「あきらめ」は到底解決できないことのように思え、また「思い込み」は全く浮かびませんでした。

しかしこの投稿をするにあたり、以前書いた「あきらめ」リストを見返してみると、少しずつ変わってきた今、少なくとも「あきらめ」は解決できるかもしれない、というレベルに変わってきています。

「気がかり」が解決されて初めて次のもっと難しい段階に取り組めるんだな、ということに気づきました。このプログラムは本当によくできています。

最後に

自分らしく、幸せに生きたい、と思っている方々と一緒に学んでいくことは、普段の生活では経験できないくらい心が動くことがたくさんあります。感動も涙もあります。見たくない自分を見ることもあるかもしれません。しかしそれ以上の喜びが待っていると思います。

喜びと共に、より自分らしく生きるために、ぜひ一緒に学びましょう。