ハグ。身体接触へのあこがれ

大人になって。いや、子どものころを振り返っても、誰かにハグしてもらった経験って、どれくらいあるでしょうか。昭和の両親のもとに生まれ、ハグする家庭の文化も当然のようにありませんでした。あ、決して、不幸だったとか、そんなんじゃないんですよ。

身体的な接触が、ほとんどなかったということ。父の膝の上でちょこんと座っていたとか、本当に小さい時、コタツで眠っていたら、抱っこして布団まで運んでもらったとか、それが本当に懐かしく愛おしい記憶になってました。

「大草原の小さな家」が大好きだった私は、家族や友達とハグする文化に、あこがれがあったのかもしれません。全部、肯定されている感じがするのです。

自己基盤合宿で「ハグして~」と言ってみた

そんなことを思い出しながら、自己基盤の合宿で、「誰かにハグしてもらいたいなー」と思っていることに気付きました。ぎゅっと抱きしめてほしい。背中をさすってもらうのも、よさそう。

自己基盤で言う「ニーズ」は、とことん満たすのが基本です。どうしたら満たせるか?それはですね。リクエストするんですよー。あくまでリクエストですから、相手がしてくれるかどうかは分かりません。

けれど、リクエストしなければ、私が何をしてほしいのか?は、周りの人は分かりません。当然です。ですから、ちょっと勇気がいるけれど、言葉で伝えます。

「ハグしてもらうと、とっても気持ちが良いし、肯定されている感じがするので、良かったらハグしてください~」って。

リクエストした結果は?

そしたらね。自己基盤合宿の講座の合間に、何人かがハグしに来てくれました。中には、「私も、そうしてほしかった」と言う方もいました。帰りの駅で電車を待っているときに、ハグしに来てくれた人もいました。

嬉しかったですよ。身体の力がふわっと抜ける感じで、とっても受け入れてもらっているような。

あぁ。このハグを、本当は誰としたいのかな?そんなことも考えた合宿の日。あなたのニーズは、どんなものがありますか?ぜひ、リクエストをして、ニーズを満たしてあげてくださいね。