~頭で分かっていることと、実際に腑に落ちているかは別~

こんにちは。コーチングプラットフォーム認定コーチの木ノ下めぐみです。

頭で分かっていることと、実際に腑に落ちて分かっているということは全然違うなと、深く深く実感した気づきがありましたので、今回の機会をいただいて言葉にしてみようと思います。

皆さんは、コーチングセッションってどんなイメージがありますか?

私のコーチンングセッションのイメージは、理想の未来をイキイキと語って、その未来に向かって前向きにガンガン言語化していく時間。

そんなイメージがありました。

ちなみに、私がコーチングプラットフォームで学んでいるコーチングは、ファウンデーションがベースになっているコーチングです。

ファウンデーションとは?

さまざまな人がいて、持ち味がある。そこに良い、悪い、正しい、間違っているはない。建物の土台や、植物の根っこが重要であるように、そのさまざまな人にも自己基盤(ファウンデーション)という重要な土台がある。目指したい、なりたい自分になるために、目に見える目標を達成するだけでなく、そのなりたい自分にとって必要な自己基盤(ファウンデーション)を整えていく取り組みが大切。   ~コーチングプラットフォームテキストより~

そもそも、コーチングというよりは、ファウンデーションがやりたくてプラットフォームで学んでいた私です。

だから、ファンデーションの大切さは、もうよーーーーくっっ、知っていて。

このコーチングに出逢った14年前の自分と比べたら、私は全然違っているし、すごく人生が変化していることも知っている。

はずなのに。。。

「コーチング」という言葉から無意識にイメージしているものと、ファウンデーションが大切だと思って自分がやっていることが、自分の気づかないところでズレていて、大きな歪を生んでいたのです。

~苦手だった未来を語る時間~

私がコーチングを学び始めた当初、セッションの時間、練習時間もすごく苦手な時間でした。

「理想の未来、なりたい未来」

そんなテーマで話を展開することができない私。クライアントとしても、そしてコーチとしても。自分がやっていることは、なんだかコーチングではないような。実際コーチングも上手くできなかったし。

誰から言われた訳でもないけれどなんかダメなことを話しているような、そんな感覚を毎回毎回無意識に感じていたなと思い出します。

その後も、私がマイコーチとセッションする時間は、理想の未来もたまには話すけど、なんだか心がざわざわしたり、人間関係でモヤモヤしたり、駆り立てられるような焦燥感だったり、なんで私ばっかりと不満が膨らんだことなど。その時その時に気になっていることを紐解いていくような時間の使い方が主です。

そんなに日常にある上手くいかないことを紐解いていくことで、なぜか、人生がより良い方向に動き出す。そんな経験を積んできた。

そしてもちろんそのことも、よーく知っている。

にもかかわらず、あれから14年。つい最近まで全然分かっていなかった。

~大切な時間なのに、罪悪感も感じてた~

つい最近の出来事です。セッション前に、どんなテーマを話すのか考えていた時のこと。

前回のセッション後、これからどうしていきたいか?次回は、そんな未来を語りたいな。そう思っていたけれど。今は、最近あったすごくモヤモヤすることが頭の中を占めている。

未来とモヤモヤ。どちらをテーマにしようかな?

コーチングの時間だから、「こういうことをこれからしたいって思ってるんです!」そんな風に、理想の未来を話すってコーチに言いたいけれど、モヤモヤしていることは、今回に限らず、同じような感覚になることが多いし、このパターンを紐解いていくことは、私がこれからやりたいと思っていることにすごく繋がっていくな。

だから、モヤモヤしていることを話そう。

そう思って決めようとした時に、なんとなく重苦しいような体の感覚を感じたのです。

何かな?と思いを巡らせてみたのですが。

あぁ、今、モヤモヤを話すと決めた自分のことを、またダメだと思っているんだなと気がつきました。

私は、モヤモヤを紐解いていくことがより良い人生に繋がっていくと知っていて、すごく大切な時間なのだと知っている。

だから、お金と時間を自分のために使っている。けど、それと同時にあったのは、コーチングというものは、理想の未来を言語化していく時間であり、それが苦手だから、せっかくお金を払って、コーチにも時間を作ってもらってるのに、こんな時間の使い方しかできていないダメな自分という、隠したいような、自分のやっていることに罪悪感を持っているような状態であったことに気がついた瞬間でした。

今まで、明確になっていなかった、ダメだと思ってた自分のことも「そう思っていたんだなぁ」と、丁寧に認めつつ、自分に堂々とモヤモヤを紐解いていく時間。自分の中にあった不一致感に気づいて、自分のやっていることを、頭だけではなく心から信頼できるようになった、大きな気づきの瞬間でした。

~モヤモヤを紐解いていく時間は人生をより良いものにする基礎工事~

ちなみに、このブログを書いていて、コーチングプラットフォームのテキストを見返してみましたら。

「自分自身と向き合って自分の土台を整える。高い建物を建てるためには、強固な土台が必要で。東京スカイツリーも、建設の初めは地中に深く深く掘削され、地下約50mの基礎工事をしている。そんなしっかりした強固な基礎があるからこそ「634m」という超高層の建造物が建設できている。

高い建物を建てるのに、上には伸びずひたすら地中を掘っていく作業は、全然進んでいる感覚を得られないけれど、理想の未来に向かうための重要な基礎工事の時間。」

そんな自分の手書きのメモが目に入り、コレ、ものすごく知ってたんだけどなぁと、ちょっと自分に笑えてきて。

けど、こうやって何度でも何度でも気づいていけばいいし、何度でも何度でも、少しづつ少しづつ、螺旋階段を上ってきたし、これからも上っていく。そんな風に感じています(*^-^*)